ブルースチール

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最近の機械式時計はそのムーブメントの美しさも価値のうちです。
時計の裏側にもガラスをはめて、機械を眺められるというなかなかマニアにとってはうれしいものです。
当然、ガラスを通して見ることの出来るムーブメントですから。大抵のメーカーは出来る限り美しく仕上げますよね。見栄えを良くする方法はいくつもあるのですが、今回はこの写真のように、ネジなどのスチール部品に施されるブルースチールというものについて見ていきたいと思います。

スチールという金属は、熱処理をすることによって様々に性質を変えることの出来る非常に便利な金属です。生のスチールというのはある程度の細さ、時計に使われる程度のものなら素手でグニャグニャに曲げられるのですが、「焼き入れ」という処理をするとアホみたいに硬くなります。温度は720℃くらい。
どのくらい硬いかというと、焼き入れの程度にもよるのですが、だいたいヤスリがけが出来ないくらいに硬くなります。
ですが、硬い=脆いのです。ヤスリで歯が立たないこのスチールも、本気で曲げるとパキンといい音を出して折れます。そこで次に焼き戻しという処理をします。
焼き戻しは280℃くらいで加熱します。そうすると写真のように青くなるのです。ただこのように美しい色、光沢を出すためには、焼き入れ後、丁寧に鏡面研磨をする必要があります。
この焼き戻しは温度によって低い方から黄色→茶色→紫→青→水色→白という具合に色が変化します。たまに青以外、茶色や紫のものがありますが、それは意図的に温度操作で変えたのでしょう。

なんで色が変わるかということなんですが、たしか焼き戻しの時に、表面にマグタイトという被膜が形成されるんだそうです。この被膜は非常に薄いので光を透過します。被膜を透過する際に光は屈折や空気と異なる物質への進入の影響で波長が変化し、青に見えるそうです。加熱する温度(時間)によって色が変化するのは、このマグタイト層の厚さが変化するため、先の光への影響も同様に変化するためです。そういや虹の色の感じと似てますね、赤はないけど。

今回は資料がなくてつまらんかもですが、ご容赦を。あと間違ってたら何か言ってくださるとうれしくて失(以下略
では今日はこの辺でノシ

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